わたしは東風のように、彼らをその敵の前に散らす。 その滅びの日には、 わたしは彼らに背を向け、顔を向けない」。
わたしはあなたがたを散らし、 野の風に吹き散らされるもみがらのようにする。
彼らは木に向かって、 『あなたはわたしの父です』と言い、 また石に向かって、 『あなたはわたしを生んでくださった』と言う。 彼らは背をわたしに向けて、 その顔をわたしに向けない。 しかし彼らが災にあう時は、 『立って、われわれを救いたまえ』と言う。
たとい彼は葦のように栄えても、 東風が吹いて来る。 主の風が荒野から吹き起る。 これがためにその源はかれ、その泉はかわく。 それはすべての尊い物の宝庫をかすめ奪う。
あなたは東風を起してタルシシの舟を破られた。
東風が彼を揚げると、彼は去り、 彼をその所から吹き払う。
そのうちにいる雇兵でさえ、肥えた子牛のようだ。 彼らはふり返って共に逃げ、立つことをしなかった。 彼らの災難の日、その罰せられる時が来たからだ。
彼らはその背中をわたしに向けて顔をわたしに向けず、わたしがたゆまず教えたにもかかわらず、彼らは教を聞かず、またうけないのである。
彼らの足がすべるとき、 わたしはあだを返し、報いをするであろう。 彼らの災の日は近く、 彼らの破滅は、 すみやかに来るであろう。
その日には、わたしは彼らにむかって怒りを発し、彼らを捨て、わたしの顔を彼らに隠すゆえに、彼らは滅ぼしつくされ、多くの災と悩みが彼らに臨むであろう。そこでその日、彼らは言うであろう、『これらの災がわれわれに臨むのは、われわれの神がわれわれのうちにおられないからではないか』。
主は地のこのはてから、かのはてまでのもろもろの民のうちにあなたがたを散らされるであろう。その所で、あなたもあなたの先祖たちも知らなかった木や石で造ったほかの神々にあなたは仕えるであろう。
主はあなたを敵の前で敗れさせられるであろう。あなたは一つの道から彼らを攻めて行くが、彼らの前で七つの道から逃げ去るであろう。そしてあなたは地のもろもろの国に恐るべき見せしめとなるであろう。
正しい者は七たび倒れても、また起きあがる、 しかし、悪しき者は災によって滅びる。
わたしは彼らから顔をそむけて、彼らにわたしの聖所を汚させる。強盗がこれにはいって汚し、
あなたのこぎ手らはあなたを大海の中に進め、 海の中で東風があなたの船を破った。
